トイ・プードルってどんな犬?特徴と歴史的ルーツを知って楽しく過ごそう

犬は人が生活していく上での伴侶的存在であり、より密接な関係を人間と持っている動物であり「コンパニオン・アニマル」と呼ばれています。

なかでもトイ・プードルは明るくて賢く、愛らしい犬の世界の優等生的存在と言える犬種です。
初めてわんこを買われる方にも最適とも言われています。

そこで、トイ・プードルがどのような犬種で、どんな特徴と歴史的ルーツを持っているのかを知り、20年近く過ごすパートナーと楽しく過ごしましょう。

トイ・プードルは人間のパートナーとなるため誕生した犬種

トイ・プードルは、もともと鳥狩犬として飼われていたプードルを人間のパートナー、愛玩犬として飼いやすくする目的で小型化された犬種です。健康なサイズ、愛らしい容姿や性格になるよう、血統を管理されて誕生しました。

トイ・プードルの原型が最初に登場したのは200年以上も前であり、長い時間をかけて愛好家が愛玩犬として誕生させた犬種なのです。
歴史が古いぶん、犬種として安定しており、容姿の可愛らしさもちろん、愛玩犬にとって必要な人間に対する従順さや賢さを兼ね備えているので、他の犬種よりも飼いやすいのが特徴です。

るな♡
るな♡

いくら可愛いからといって、甘やかしすぎるのは厳禁です!
人が世話をしてきちんとしつけることで、より優秀な人生を共にするパートナーとなるのです。

トイ・プードルの歴史的ルーツと起源

トイ・プードルがどんな歴史を持つ犬なのかを年代別に見ていきましょう。
歴史的なルーツがわかると、トイ・プードルがどういう犬種だったのかが理解できます。

15世紀 水鳥猟の水中運搬犬として活躍

当時、ヨーロッパ大陸の各地にいたカモ猟をする目的で飼われていた大型水中運搬犬が先祖だと言われており、ハンターが落とした水鳥を回収する役割を担っていました。
人間に対して従順で、学習能力が高いという、トイ・プードルの特徴を活かしていたようです。

水中で作業をしやすくするため、関節や胸部に被毛を残して保温性を高め、余計な部分の被毛はカットするという独特なスタイルをしていたそうです。

16世紀 サーカス犬として人気を拡大

当時の旅芸人たちが、プードルをサーカスに利用していました。
ファッショナブルなカットスタイルと運動神経の良さが人気を呼び、上流階級の貴婦人に愛されるようになります。この頃から小型化され、飼いやすいミニチュアの改良が始まりました。

17〜18世紀 トイ・プードルの色が規定される

ドイツやフランスで、スタンダードサイズのプードルカラーがに統一されます。
最終的にはブラウンも公認されるのですが、当初はまだ認められておらず2種類のみでした。

プードルのは小型化は進み、18世紀後半ごろにトイサイズが誕生します。

19世紀 愛玩犬として誕生する

19世紀前半の1810年頃になると、現代の犬種の基準へと近づいてきます。
サイズが小型化するだけでなく、被毛も改良され、カットスタイルが猟犬から愛玩犬としてのスタイルにかわっていきました。

トイ・プードルのサイズは4種類

水鳥猟で活躍していた時代のプードルのサイズはバラバラでしたが、その後規定が決まり、スタンダードミディアムミニチュアトイ4サイズに定められます

小型化されたのはより飼いやすくするためですが、そこには犬としての健全さが求められます。
サイズ・骨格・筋肉・毛質・毛色・印象などがプードルとして健康的で正常かどうかで犬種標準が決まっているのです
あまりに小型化しすぎると、本来のプードルからはずれた欠点が出やすくなり、病気のリスクも高まるため、トイ以下のティーカップと呼ばれるサイズは公式には認められていません。

スタンダード・プードル

プードルの中で最も大きいのがスタンダード・プードルで、大型犬に分類されます。
一番古くから存在している犬種でもあり、最も正しくプードルの良さを継承しているオリジナルサイズのプードルです。

全犬種でトップを争うほど非常に頭が良く、運動神経も高い犬種です。可愛らしい見た目のトイ・プードルとは違って、スタンダードの大きさゆえに、細い手足に小さな頭が際立ち、独特の被毛がエレガントさや優雅さを感じさせます。

サイズ・体重

体高は45〜60cmほどで、体重は16〜25kgが適正とされています。

ミディアム・プードル

ドックショーに出る犬の頭数を調整するためにもうけられた新しいサイズがミディアム・プードルです。2003年に「国際畜犬連盟(FCl)」で正式に認定された比較的新しい犬種で、スタンダード・プードルに次ぐ大きさで中型犬に分類されます。

るな♡
るな♡

国際畜犬連盟(FCl)」とは、純血種の犬の飼育・推進およびそのための情報交換を目的として、1911年にドイツ・フランス・オーストリア・ベルギー・オランダの5か国で設立された畜犬団体の国際組織です。

日本ではあまり知られていない犬種ですが、可愛らしさだけではなく気品を兼ね備えた見た目をしており、世界的に愛好家が多い犬種です。

サイズ・体重

体高は35〜45cmほど。体重は8〜15kgが適正とされています。

ミニチュア・プードル

17世紀のフランスで、大型犬だったプードル種を小型化させて誕生したのがミニチュア・プードルです。小型化されたことにより女性でも扱いやすく、中世で上流階級の貴婦人たちの間で瞬く間に流行しました。トイプードルよりもひと回り大きいですが、小型犬に分類されます。

スタンダードと同様に、非常に頭が良く、運動神経も高いのが特徴です。日本ではあまり聞きなれない犬種ですが、フランスを初め、欧米では昔から人気の高い犬種です。

サイズ・体重

体高は28〜35cmほど。体重は6〜7kgが適正とされています。

トイ・プードル

一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)の犬種別犬籍登録頭数ランキング(2020年1月〜12月)によると、プードルが第一位を獲得しており、その内訳は、トイが77,957頭、ミニチュアが198頭、ミディアムが196頭、スタンダードが1,115頭で、トイ・プードルが圧倒的人気を誇っています。

ここな♡
ここな♡

一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)とは、純犬種の犬籍登録、有能・優良犬の普及、犬の飼育指導、血統書の発行、ドックショーの開催などを行なっている農林水産省認可の愛犬団体です。

プードルの中で一番小さな犬種で、愛くるしい容姿と、人懐っこく賢い性格で飼いやすい犬種としても広く知られています。

サイズ・体重

体高は24〜28cmほど。体重は3〜4kgが適正とされています。

トイ・プードルのカラーバリエーション

毛色には歴史があり、毛質が毛色ごとに異なります。大昔はホワイトとブラックだけが公認されていましたが、単色のみで交配を続けると色素がなくなるなどの遺伝子的欠陥が出てしまい、混合色の交配も行われるようになりました。

国際畜犬連盟(FCl)」で公認されているカラーバリエーションは12色です。毛色ごとに多少の特徴があると言われています。

ブラック

プードルのオリジナルカラーで、長い歴史があるのでホワイトと同様に、性格、容姿、毛質ともに安定しています。全カラーの中でも特に、運動能力が高く賢くて従順な子が多いと言われています。

1歳頃になると青みがかった黒(ブルー)に変色することが多く、年齢とともに退色が進んでグレーシルバーになるケースもあります。最終的にはシルバー・ベージュと呼ばれるカラーになることも。

ホワイト

プードルのオリジナルカラーで、歴史が長いので本来の性質を強く持つ犬が多いのが特徴です。元祖プードルと言われたら、ホワイトを思い浮かべる人も多いかもしれません。
賢くて従順で陽気な性格の子が多く、落ち着いていて慎重な面も持っています。

他の毛色と比べて、汚れや涙やけが目立ちやすいのも特徴です。きれいな毛色を保つために、日々のお手入れをしっかりしてあげる必要があります。

ブラウン

ホワイトとブラックの次に認められたオリジナルカラーで、他の毛色と比べると歴史があるので個体によってばらつきが少なく安定しています。トイプードルの中でも珍しいカラーと言われています。

成長とともに退職が進み、カフェオレ色と呼ばれるカラーになることも。耳やしっぽにだけ色が残る場合も見られます。
プードルらしさに加えてマイペースな子が多いようです。

レッド

現在の人気No.1カラーのレッド。我が家のトイプー2匹のカラーでもあります。最も最近作られたカラーで、アプリコットから生まれた明るい茶色です。
他の毛色と比べるとやんちゃで活発な子が多いのが特徴と言われています。

一番歴史が浅く、オリジナルカラーから離れており、近年の人気ゆえにブリーディングが乱れてしまったことにより、個体によって容姿や性格、毛質などにばらつきが見られるようになりました。
サイズが小さくなるほどその傾向が強まるので、入手先は慎重に選びましょう。

アプリコット

レッドの基礎となった毛色で、ブラックから誕生した中間色杏のような淡いオレンジ色が特徴的でレッド共に大人気の毛色がアプリコットです。

1歳を過ぎた頃から徐々に退色が見られます。だんだん薄くなっていくため、カラーの幅もばらつきがあるため、レッドと同様に入手先は慎重に選びましょう。
性格は活発で甘えん坊な子が多いようです。

シルバー

オリジナルカラーのブラックから派生した毛色で、希少性が高く人気の高いカラーです。
生後1年までは黒が残りますが、徐々に色の変化が生まれるため、最終的にはかなり薄くなるのが特徴です。

他の毛色と比べてシルバーは、温厚で甘えん坊な性格の子が多いと言われています。

おわりに

いかかでしたでしょうか?
トイ・プードルの特徴と歴史的ルーツについてご紹介させていただきました。

トイ・プードルは体は小さくても、他のプードル種と引けを取らないほど賢く、飼い主にとても従順です。学習能力が高いので、初心者の方でも安心してしつけをすることができます。
愛くるしい見た目と人懐っこさで疲れた心も癒してくれますよ。

ただし、利口であるがゆえにずる賢い面も持っているため、なめられないように、上下関係をしっかり把握させる必要があります。

また、飼い主が喜ぶことに自身も喜ぶ性質であるため、しつけは褒めて伸ばすようにするのが効果的です。

特徴や歴史をしっかり理解して、トイ・プードルと楽しい暮らしを送ってくださいね。

もこ♡るな
もこ♡るな

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

合わせて読みたい!愛犬が7歳を迎えたら気を付けるべきことについて
【健康なシニア期を過ごすために】愛犬が7歳を迎えたら気を付けるべきことは?
小型犬の7歳は人に換算すると44歳ほどで、この頃からシニア期を迎えると言われています。我が家にもシニア期を迎えた4匹のわんこたちがいます。 本記事では、実際の経験を踏まえて「シニア期を迎えたわんちゃんが健康で暮らすために気を付けるべきこと」についてまとめました。

コメント